Profile

ヴィオリスト 鈴木友紀子

 

東京藝術大学音楽学部器楽科(ヴィオラ専攻)卒業後、同大学院修士課程室内楽科修了。
ヴィオラを菅沼準二・クロード=ルローン・川崎和憲の各氏に、室内楽を岡山潔・松原勝也・山崎伸子の各氏に師事。
東京藝術大学バッハ・カンタータ・クラブにて小林道夫氏の指導のもと研鑽を積む。

首都圏のオーケストラで活動の傍ら、2014年に出演した演奏会を機にバロックヴィオラでの活動を開始。

現在東京バッハ・カンタータ・アンサンブルを中心に、モダン・バロック両方の楽器を演奏するフリーのヴィオラ奏者として活動中。

プロフィール番外編

神奈川県川崎市出身。
4歳よりヴァイオリンを始める。小学生時代に付いていたヴァイオリンの先生がヴィオラ奏者だったことから、「ヴィオラ」という楽器の名前を知る。2種類違う楽器を弾きこなす先生は、子供心にかっこよく映った。

時は流れて思春期真っ只中、合奏系の部活動で初めてヴィオラを目にする。内声(もとい主旋律以外のパート)を弾いてみたかったものの第2ヴァイオリンのパートを弾く機会を得られなかったことから、当時担当部員の少なかったヴィオラに目を付け、担当パートを移動。楽器は趣味の方向で続けるものだと周囲も本人も思っていたが、ある日突然方向転換した。音大受験を決意し、同時にヴィオラへと転向する。

東京藝術大学入学後、学生オーケストラの授業ではバッハなどの時代は扱われないと知り落胆していたところで楽理科の友人から「東京藝術大学バッハ・カンタータ・クラブ」なるサークルの存在を知らされる。見学に行ったら当然のごとく演奏に参加させられ、そのまま流れで入部していた。器楽も声楽も専攻に関係なく意見を言い合う風潮、一音たりとも気の抜けない厳しい雰囲気に揉まれつつ、見様見真似ながらもバッハが作曲した教会音楽の世界の一端を覗き見た。

大学院修了後はフリーランスのヴィオラ奏者として活動。それまで数回バロックヴィオラで出演した演奏会はあったものの本番が終わればそこで終了。あくまで「古楽器・ピリオド楽器」という分野は内なる興味の域を出ず、バッハもヘンデルもモーツァルトも、モダン楽器で弾いていた。バロックヴィオラとのお付き合いが始まったきっかけは2014年のC.P.E.バッハ企画コンサート出演。以後楽器の鳴らし方や音程に苦心しつつも、そのハードルに好奇心を掻き立てられ、今に至る。

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